高村薫 「平成雑記帳」アエラ 2011.0425
第一に、高齢者はどんなにかくしゃくとして見えても、判断力や決断力の衰えがある。第二に高齢者には知恵もあるが、それ以上に物忘れや思考力の低下がある。
第三に、高齢者は新しい発想ができない。
第四に、人は歳とともに間違いなく自制がきかなくなるので、若い世代は振り因されてはならない。
その上で、自分たちを生み育てた世代への一定の感謝は欲しいが、それもほどほどでよい。若い
世代が旧世代を踏み越えてゆかずして、未来はけっして拓かれないのである。
●ああ、こういう文章を読むとつくづくと己が歳をくったと感じる。「自制」については、ブレーキの外れ具合は、若い頃とそう変りないが「その通り!その通り!」どうぞ、踏み越えていっておくれとしかいう言葉はない。そして、己の世界を想像する力の衰えは本当に如何ともしがたい。ああ、打たれ弱いか。
●しかし、高村薫が言及している高齢者とはいくつくらいの歳を想定しているのだろうか?女史自身への自戒とも読めそうだ。









最近のコメント